1. 臨床研究
ANCA関連血管炎に関する多施設共同研究 (KVASコホート)
西日本地域の多くの専門施設とともに病像、治療法、有効性や合併症、長期予後、などに関する前向き研究を行っています
成人スチル病の臨床に関する調査研究
全国多施設で病像、長期予後、治療や合併症に関する研究を行っています
ステロイド性大腿骨頭壊死症に関する研究
SLEに多く合併するステロイド関連大腿骨頭壊死症に関して、予防に関する研究や遺伝的な解析を多施設と連携して行っています
乾癬性関節炎に関する研究
乾癬性関節炎の発症様式と臨床像、画像所見、診断基準などに関する研究を行っています
関節リウマチの活動性、QOLと治療に関する研究 (SARAスタディ)
関節リウマチ患者の活動性、QOL、治療内容、などを継年で観察する調査研究を行っています
2. 基礎研究
膠原病とインターフェロンに関する研究
血管炎や皮膚筋炎/多発性筋炎、SLEなどを対象に、主にI型インターフェロンの活性化を中心とした解析を行い、病態解明や治療への応用を目的とした研究を行っています
SLE、IgG4関連疾患のB細胞に関する研究
SLE患者に特異的に認められるB細胞に関して、その特徴や疾患における意義、治療への応用に関する研究を行っています
成人スチル病の病態に関する研究
成人スチル病の病態解明を目的として、自然免疫系の活性化などに関する研究を行っています
3. 学会活動
第68回日本リウマチ学会総会・学術集会(2024/4)発表
・当科における好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に対するメポリズマブの使用経験
・当院でループス腎炎に対し免疫吸着療法を行った症例の治療成績
・膠原病に伴う間質性肺疾患に対するニンテダニブの治療経験
・リツキシマブ寛解維持療法を行ったANCA関連血管炎患者の予後に関する検討
・短期間に再発を認め、成人発症スチル病と鑑別を要したHTLV-T陽性血球貧食症候群の3例
・ILD合併抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎への早期3剤併用治療の効果と安全性に関する後方視的多施設共同研究
・t-SNE解析を用いた難治性自己免疫疾患のRP105陰性B細胞標的療法の新規開発
・エタネルセプト先行品投与中で臨床的寛解または低疾患活動性にある関節リウマチ患者を対象としたエタネルセプトバイオシミラーへの切り替えの有効性に関する多施設共同前向き試験(ESCORT-NGSK Study)